人気があるレクリエーション企画のコツを押さえよう

主に高齢者施設のレクリエーションを企画する場合の役に立つコツや、ポイントと具体的な企画の立て方を説明します。
まず、ネットや書籍などでレクリエーションのネタとなるものを、たくさん情報収集します。次に、レクリエーションが得意なスタッフに相談し、種類豊富な発想を集めましょう。情報収集は、次回の企画にも役立つので、できるだけたくさん集めます。

また企画をする上でのコツは、参加する人全員が、それぞれのペースで楽しめる雰囲気や内容であることです。すべてを考慮する事は難しいかもしれませんが、できるだけ、そのように気を配りましょう。企画がある程度決まったら、簡単なリハーサルをしておくと、当日のトラブル防止に役立ちます。

以上の点を踏まえた上で、具体的に次の3つの視点を抑えながら、レクリエーションを企画してみましょう。まず、体操や軽い運動を盛り込んだレクリエーションの企画です。無理なくその方の動かせる体の部分で軽いストレッチをします。車いすの方は、座った状態のままで体操を行ってもらいます。次に、手や指先を動かすレクリエーションも脳の刺激に効果的です。例えば、じゃんけんや折り紙等を定期的に企画するのも良いでしょう。また、計算や漢字を使ったゲームもお勧めです。簡単な勝敗のルールを決めることで、自ら考え、判断することが必要となりますので、意欲を増進させ、認知症予防につながります。

楽しむことが大前提ですので、できるだけ盛り上がる内容にすることもポイントです。季節感を盛り込みながら、いろいろなジャンルに挑戦し、多くの方々が楽しめる内容を意識して企画してください。

意外な一面が?高齢者レクリエーションあるある

高齢者相手のレクリエーションをすると、あるあるネタがいろいろと出てくるといいます。その中でも日本各地で共感されているあるあるとして、レクリエーションを通じて高齢者の意外な一面が見えることが挙げられます。

例えば、強面の男性の利用者の話がネットで紹介されていました。見た目だけでなく、結構気難しい性格の方だったそうです。しかし童謡を歌うレクリエーションに参加して、その男性が大粒の涙を流していたとのことでした。それまで介護スタッフもその高齢者に対して突っつきにくさを感じていたそうですが、一気に親近感がわいたといいます。

また、レクリエーションに参加したがらない高齢者が一部いるのも、結構あるあるネタです。このような場合、無理強いをするのはよくありません。しかし、くだらないことだと思えるようなことがきっかけで参加するようになるパターンも、これまた高齢者のレクリエーションあるあるです。ネットで紹介されていたものとして、風船バレーの参加を拒んできた女性のお年寄りがいました。しかしその女性のもとに風船が飛んでいき、その女性の手にあたりました。その方は爪を伸ばしていたので風船が割れて、びっくりしてその人は笑い出したそうです。その結果、次回から風船バレーのレクリエーションに参加するようになりました。

また介護スタッフのあるあるとして、「自分が楽しめば利用者も楽しめる」というものも紹介されていました。主催者が楽しくやっていると、周りも楽しく感じられるのかもしれません。