主に高齢者施設のレクリエーションを企画する場合の役に立つコツや、ポイントと具体的な企画の立て方を説明します。
まず、ネットや書籍などでレクリエーションのネタとなるものを、たくさん情報収集します。次に、レクリエーションが得意なスタッフに相談し、種類豊富な発想を集めましょう。情報収集は、次回の企画にも役立つので、できるだけたくさん集めます。

また企画をする上でのコツは、参加する人全員が、それぞれのペースで楽しめる雰囲気や内容であることです。すべてを考慮する事は難しいかもしれませんが、できるだけ、そのように気を配りましょう。企画がある程度決まったら、簡単なリハーサルをしておくと、当日のトラブル防止に役立ちます。

以上の点を踏まえた上で、具体的に次の3つの視点を抑えながら、レクリエーションを企画してみましょう。まず、体操や軽い運動を盛り込んだレクリエーションの企画です。無理なくその方の動かせる体の部分で軽いストレッチをします。車いすの方は、座った状態のままで体操を行ってもらいます。次に、手や指先を動かすレクリエーションも脳の刺激に効果的です。例えば、じゃんけんや折り紙等を定期的に企画するのも良いでしょう。また、計算や漢字を使ったゲームもお勧めです。簡単な勝敗のルールを決めることで、自ら考え、判断することが必要となりますので、意欲を増進させ、認知症予防につながります。

楽しむことが大前提ですので、できるだけ盛り上がる内容にすることもポイントです。季節感を盛り込みながら、いろいろなジャンルに挑戦し、多くの方々が楽しめる内容を意識して企画してください。